2022年04月22日

ランニングの世界 2022年 春風のマラニック  山西哲郎

 春の風は、山からも、海からも吹き始めます。
今、住む前橋は、冬には強い北風が赤城山から吹き下ろす。それも冷たく強く、体全身が寒さで怯えるほど。冬には、それに耐える強い気持ちが必要ですが、チラホラと桜が咲き始めると、しだいに風は弱くなり、草木に緑の葉が顔を出し、光を浴びると暖かさを感じ始めます。温度計ではなく、風の変化によって、それも体いっぱいに包まれて知るのです。
 4月の10日に、岡山の備中高梁歴史街道マラニックの大会がコロナ禍を超えて行われました。
われら「ランニングの世界」の中心的存在の村松達也夫妻は、地域の方々と共に実行員会をまとめ、かつての銅山である吹屋地区を出発ゴールにして72qの起伏の激しいコースのマラニック大会を立ち上げたのです。
 今年で13回目。この難コースを12時間以内で走れるのかと、僕自身が不安になり、スタート前に参加者に準備体操を教えながら「前半は下り坂をゆっくり走り、後半の登坂を頑張りましょう」と伝え、途中の路上では一人一人に声掛けをしていました。

※写真はクリック(タップ)すると大きくなります。

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毎回参加している、盲人ランナーの久保 瞳さん

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菜の花、旧坂をスマイルで駆け上る

しかし、ゴールする人たちは、コロナで中止になるかと思ってか「来年も開催をお願いします」。春の風と桜と緑の若葉風景に満喫したのか「いやあ、楽しく快適でしたよ」のスマイル言葉。「エイドの食べ物、飲み物おいしく最高でした」と地元の手作りの味に感謝して、次から次へと感性豊かな言葉が語られ、山並みの自然も街道の風景も走る人支える人も一体化して美しいマラニック模様が展開していました。
 昨年の12月の病いから立ち上がった僕もスッカリ元気になり、春は再生の季節だと、出会った自然風景や人々に感謝でいっぱいでした。
posted by miko at 17:48| Comment(0) | 山西先生のエッセイ
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